新商品 【エチオピア グジ ウラガ W】
アメリカ人にとってモータウンの音楽って、日本人にとっての昭和歌謡みたいな、誰にとっても馴染みのあるものなんやろうか。そうやとしたら、やっぱりアメリカの人たちは音楽的な環境に恵まれてるなぁ。とそんなことを考える初秋の夜長です。
久しぶりに銘柄の変更です。
【エチオピア グジ ウラガ ウォッシュド】
良質なコーヒー産地として有名なイルガチェフェと並ぶ産地が「グジ」。その中でも「ウラガ」というエリアに限定して作られたコーヒー。
トップグレードの原料が、現地の輸出業者によってかなり丁寧にハンドピックされて仕上げられるコーヒー豆ということもあって、こんな綺麗なエチオピア見たことない!というぐらい生豆の見た目が綺麗です(綺麗とは、粒の大きさが揃っていて、虫食いなどの欠点豆が少ないということ)。
素晴らしいのは見た目だけでなく、その風味。以前にもボタンではグジのコーヒーは扱ったことがありましたが、それと比べても格段に美味しい。シトラス系の明るい酸味が特徴で、昔の広末涼子ばりの清涼感を感じます。それでいて、濃厚な甘みもあるし、エチオピアのウォッシュドとして僕が求めるものがそこに全てあると言ったら褒めすぎかもしれませんが、それぐらいの印象を受けました。
機会があれば、ぜひ一度お試しください。これからも定番商品となる予定です。
そして僕がこのコーヒーに入れ込む理由は、その美味しさだけではありません。もう一つの理由が、新しい取引先(生豆の卸会社)との最初の商品である、ということ。
先日僕たちは神戸に行っていたのですが、それはこの会社に行ってお話を伺うためでした。それが、なんともいい経験でした。今まではネットで会ったこともない人たちがやっている会社から生豆を買っていたのですが、生身の人間に会って取引をするとなると、感覚的に全然違うんです。「こういう思いやこういう事情でこの豆を扱ってはるんか」ということを知ったうえで、「この人たちが売ってくれてる」と思って生豆を買うと、自然と豆に対して思いが入るのです。
そういうことで(新しい取引先が見つかったので)、他の豆もこれから徐々に銘柄をシフトしていきます。他の豆もいくつかサンプルで味見したのですが、どれもワクワクするものばかりです。より気合の入ってきたボタンのコーヒーをお楽しみに!
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