資本論とボン

カフカ、カポーティ、寺山、バック、サリンジャー、三島、ヘッセ、三木清、斎藤幸平、とか。
ボタンの本棚に置いてある文庫は今までに私が影響を受けた作家さんたちの本を並べてあって、でも特に入れ替えたりしてるわけでもなくそもそも昔、本は基本的には買わずに図書館に通って読んでいたから手元には殆ど無くて、それでも何故か残っていた本の中で好きなものを並べているだけなのだけど。
雨で誰も居ない月曜日の朝、フラっと入ってきたお客さんが、実は僕はお坊さんで斎藤幸平さんと対談したことがあるんですと。本棚にある「大洪水の前に」を見てそう話してくれた彼は、名古屋の東別院で斎藤幸平さんと対談したらしい。
「人新世の資本論」で一躍スーパー有名人になった彼と対談した話が聞けるとか、本棚に読んだ本並べてるだけで良いことあったという話と、ボタンのオープン当初からずっとトイレの手洗いの蛇口のところに、10年くらい前に大好きでどうしようもない気持ちを水彩画に描いて昇華させるととりあえず落ち着くということに気づいて描きまくっていた時に描いた水島新司の漫画「あぶさん」の愛すべきキャラクター「酒屋のボン」が女の子にフラれて泣きながら通天閣を見上げている絵を貼ってあるのだけど、それについて突っ込んでくれたお客さんは5年で3人だけです。(yome)

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犬山城下町にある喫茶店。 自家焙煎コーヒー、自家製ケーキ、ランチ、軽食など

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